老後にかかる費用を気になって調べてみたけど・・・結局いくら必要なのかが分からなくて余計に不安になった!なんていうご相談もお伺いしております。

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また、なかなか準備が出来なくて老後資金が足りない・・・という場合以外にも、万が一病気になってしまった場合や亡くなってしまった場合の保障はしっかり考えて保険でカバーをしていたので大丈夫だと思っていた!長生きをした場合の老後の生活費のことはすっかり忘れていた!結構足りないことにビックリ!!とライフプランを作成して初めて気付く場合もよくありますので、自分の老後はいくら必要なのかな?と早目に興味を持つことがとても大切です。

実際に老後にかかる費用はどのような老後にしたいのか?によって必要な金額が変わるので本当に人それぞれになります。まずはどんな老後になったら楽しいかな?と想像してみることから初めてみてください。

そして、老後っていったい何歳までの費用が必要?というのは厚生労働省の資料から予想をすることができます。

今年の7月27日に厚生労働省が発表したH26年の平均寿命は男性 80.79歳・女性 87.05歳でした。この数字を元に老後の期間を計算すると次の通りとなります。


60歳で退職した場合の期間 : 男性 約21年間 ・ 女性 約27年間
65歳で退職した場合の期間 : 男性 約16年間 ・ 女性 約22年間

ただし、老後の費用を確認する上で気を付けなくてはいけないのは!!
平均寿命=調査をした年に生まれた0歳の方が平均してあと何年生きられるのか? ※という意味なので平均寿命で見てしまうと自分達の平均余命ではないので老後の資金が足りなくなる可能性が高いということです。※社会情勢などの変化がなかった場合

平均余命=現在〇歳の方は平均してあと何年生きられるのか?という意味。

平均余命でみた老後の期間は現在60歳~90歳の方で計算すると次の通りとなります。
60歳で退職した場合の期間 : 男性 約23年~34年 ・女性 約29年~36年
65歳で退職した場合の期間 : 男性 約18年~29年 ・女性 約24年~31年

男性 女性
現在の年齢 H26の余命 合計年齢 H26の余命 合計年齢
60 23.36 83.36 28.68 88.68
65 19.29 84.29 24.18 89.18
70 15.49 85.49 19.81 89.81
75 11.94 86.94 15.6 90.6
80 8.79 88.79 11.71 91.71
85 6.24 91.24 8.35 93.35
90 4.35 94.35 5.66 95.66

※60歳未満を知りたい方はこちら
厚生労働省 平成26年簡易生命表の概況【主な年齢の平均余命】 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life14/dl/life14-02.pdf

平均寿命と平均余命を間違ったまま何とか老後の生活ができるくらいの費用を準備したとすると男性で最大約13年分・女性で最大約9年分の老後の資金の差がでて足りなくなってしまいます。
※男性と女性でも約6年の差がありますので年齢の差も確認しながら老後を考えることも大切です。

始まってしまったらあっという間かもしれませんが、以外と長い20年~30年程度の老後を楽しく過ごせる様にする為には自分のやりたい事を知っておくこと・見つけておくことが第一歩です。

今後平均余命が伸びる可能性もありますし、天寿は生きてみないと分かりませんのでライフプランを作成する場合は多めに(100歳程度までは)考えておくことがおすすめです。

老後に必要な費用が分かることで現在使える生活費に気付くメリットもありますし、現在既にご不安のある方は将来入ってくる収入面も確認しながらお話を伺いますのでお気軽にお問い合せください。