卒業・入学シーズンでご家族やお友達と旅行に行く方もいらっしゃると思います。
最近は海外旅行よりも国内旅行の人気が高くなっているようですが、国内旅行で万が一の事があった場合の「国内旅行傷害保険」にをご存知ですか?
海外旅行に行く際は念のため保険に入ろうと思う方もいらっしゃると思いますが、国内に短期間で旅行に行く場合はなかなか保険に加入して万が一に備えている方は少ないのではないでしょうか?国内といえども旅行にトラブルはつきものです。「国内だから」と軽視せず何かあった時に後悔しないようにしましょう!
クレジットカードの付帯サービスで国内旅行傷害保険が付いている場合もありますので旅行を検討している方は万が一の際に利用できるようにしっかり確認をしておきましょう。
国内旅行傷害保険(通常の損害保険の場合)
自分の家を出てから帰宅するまでの間に傷害を被った場合に損害を補償してくれる保険。保険料は保険会社や日数で変わりますが、旅行の期間は他の保険に比べて短いので安い保険料で幅広く補償してもらえます。
基本的に国内旅行中に被ったケガとなりますが、特約により“携行品損害”“賠償責任”等が補償されます。
<補償例>
○国内旅行中に公共の交通乗用機関に搭乗中の事故
○宿泊施設で火災等による事故
○ツアーに参加中に起こった事故
※宿泊施設を事前予約して出発したものになり、自家用車で宿泊先を予約せずに旅行する場合は適用されません。
※登山やトレッキングなど、特に危険とされるスポーツ中の事故は他の特約が必要。
※保険会社によって加入年齢の下限・上限がある場合がありますので加入を検討する際は最初に確認をしましょう
<補償内容例>
・死亡:万が一の事故などによって死亡してしまった場合に補償
・後遺障害:事故などによって障害を負ってしまったという場合に補償
・入院補償:我などにより入院した場合、その入院費用を補償
・通院補償:検査や治療で病院に通う場合、通院費用を補償
・手術費用補償:けがで手術をした場合に補償
・賠償責任:事故で相手に怪我をさせてしまった等、損害賠償責任を負う場合に補償
・携行品損害:国内を旅行している最中に、事故等でカメラや携帯などの携行品に損害が出た場合に補償
国内旅行傷害保険(クレジットカードの付帯保険の場合)
年会費が有料のクレジットカードが多いですが国内旅行傷害保険もクレジットカードに補償がついている場合があります。
年会費無料のカードでも付帯しているカードはありますが、入院や通院は対象外で“死亡、後遺障害補償のみ”の場合が多くなりますのでまずはクレジット会社に確認をしましょう。
クレジットカードの保険の付帯には、自動付帯と利用付帯の2つがあります。
●自動付帯:クレジットカードに保有中は自動で保険がついている
※カード利用不要(旅行代金をクレジットカードで払わなくてもいい)
●利用付帯:旅行の代金の一部、もしくは全額をクレジットカードで支払うと保険がつく
※旅行にかかった費用のみの支払いだと保険が付かない場合もあるので細かい条件は前もってしっかり確認をしましょう。
<補償内容例>
・死亡:万が一の事故などによって死亡してしまった場合に補償
・後遺障害:事故などによって障害を負ってしまったという場合に補償
・入院補償:我などにより入院した場合、その入院費用を補償(カード会社による)
・通院補償:検査や治療で病院に通う場合、通院費用を補償(カード会社による)
※最低限の補償だけで十分な方におすすめです。
<注意点>
※自家用車を使った国内旅行は補償の適用外(マイカーやレンタカー利用中の事故も不可)
※登山やトレッキングなど、特に危険とされるスポーツ中の事故での補償はクレジットカードに付いている保険ではカバーできない。
※日帰りツアーは対象外
※家族カードを発行すれば家族にも補償が適用される(家族会員は18歳以上という条件があり18歳未満の子を対象にする場合はサービスがあれば家族特約を付ける必要あり)
一度自分の持っているクレジットカードの補償内容を確認しましょう
損害保険会社のプランによりますが1泊2日~3泊4日ほどの旅行であれば、保険料は数百円~1,000円程度になります。クレジットカードに付いていると思うとお得な感じもしますが、国内旅行傷害保険の為にクレジットカードの年会費を払うとなると通常の保険で準備するよりもかかる費用が高くかかる、万が一の時に補償が足りなくなる可能性もあります。
旅行の回数や欲しい補償を見比べながら自分に合った利用をしましょう。