受験シーズンもあともう少しで終わりですね。
受験生がいらっしゃる方は親子共々体調に気を付けてお過ごしください。
良い結果につながることを心よりお祈りしております。
本日は2019年の10月から始まる幼児教育無償化の制度についてです。
幼児教育無償化の制度は小学校就学時前児童(0歳~5歳)の教育・および保育の無償化(または負担軽減)制度となり、認可外保育園や幼稚園の預かり保育も対象となります。
幼児教育施設を利用する場合はH27年度から各市町村で保育の必要性を認定する支給認定を受けることになりました。
・幼稚園と認定子ども園のうち幼稚園型:1号認定、(主に専業主婦世帯の方)
・保育所及び認定子ども園のうち幼保連携型・保育所型:2号・3号認定(主に共働き世帯の方)
おもな幼児教育施設の違い
保育園 | 認定こども園 | 幼稚園 | |
対象年齢 | 0~小学校入学前 | 0歳〜小学校就学前 | 3歳春から小学校入学前 |
標準保育時間 | 7時半~18時頃 ※保育時間:原則8時間 |
7時半〜17時 (4時間も可能) |
9時~14時頃 ※保育時間:標準4時間(延長なし) |
保育料 | 所得に応じて設定 | 所得に応じて設定 | 公立:所得応じて設定 私立:園が設定 |
給食の有無 | 義務 | 義務 | 任意 |
保育料が所得に応じで設定されている場合は世帯(原則として父母)の住民税の所得割額が多いほど支払う保育料も多く、少ないほど支払う保育料が少なくなります。
※住民税は翌年の6月から翌々年の5月にかけて納付する為H30年度分の住民税は2019年の6月から納付することになります。
※H29年の所得よりH30年の所得が増えた方は保育料に変更がある場合があります。
・4月分から8月分:前々年の所得
・9月分から翌年3月分:前年の所得
保育料を確認するためには4月~8月分はH30の6月頃にもらったH29年度の住民税の納税通知書の【市町村村民税所得割】の欄を見て確認、9月~3月分は今年の6月頃にもらうH30年度の【市町村村民税所得割】の欄を見て確認します。
※住民税の納税通知書がどこかに行ってしまった場合やローン控除を受けている方で手元に源泉徴収票がある方は【給与所得控除後の金額-社会保険料】で計算した数字に【×6%】でざっくり計算してみましょう。
現在(2019..9月まで)の教育費の軽減・免除制度
現在でも私立幼稚園は所得制限や条件がありますが“私立幼稚園就園奨励費補助金”があります。
(仙台市の額:仙台市HPより)
※ひとり親世帯等または在宅障害者のいる世帯:市民税所得割合算額が77,101円未満の場合、保育料は第1子:半額・第2子~:無料
※、保育年齢3歳未満の子で9,000円を超える場合:9,000円、保育年齢3歳以上の子で6,000円を超える場合:6,000円
※市民税非課税世帯の児童が保育所を利用;第2子~無料
※市民税所得割が57,700円未満の世帯:第2子半額・第3子~無料
(1号認定(主に専業主婦世帯)の方は77,101円未満の世帯の場合、特例措置の対象となります)
※2人以上の児童が保育所、幼稚園、認定子ども園、地域型保育で保育を受けている場合、2人目以降の児童の保育料:2人目の保育料の額( 基準額×1/2)・3人目以降の保育料の額: 無料
2019.10~幼児教育無償化
幼児教育無償化の対象となる方は全員ではありません。
お子様の年齢や施設、認可・認可外、所得により上限が定められているため負担が発生する場合があります。
また、入園にかかる費用・制服代・給食費・行事代や送迎費などの園納金に関しては今まで通りかかりますので無償化と言っても全てが無料になるわけでもありませんので注意が必要です。
2019.10~幼児教育無償化後の無償になる月額
施設 | 0~2歳時(住民税非課税世帯のみ) | 3~5歳時(年収にかかわらず) | |
幼稚園・認可保育所・認定こども園 | 月額上限:2.57万円※入園費・給食費・制服代・その他費用は掛かる | ※専業主婦も可 | |
幼稚園の預かり保育・認可外の保育施設やサービス | 月額上限 4.2万円 | 月額上限3.7万円 | ※保護者が働く等認可保育所への入所要件を満たす乳幼児のみ |
2019.10~幼稚園の平均額
平均額 H28年学習費調査 |
幼稚園 | ||
公立 | 私立 | ||
学校教育費 | 2.1 | 1.9 | 2019.10~対象 |
学校給食費 | 2 | 3 | 2019.10~も対象外 |
学校外活動費 | 9.3 | 13.4 | 2019.10~も対象外 |
総額 | 年:23.4万(月1.95万) | 年:48.2(月4万) |
消費税が上がるタイミングでの無償化制度の為、かからなくなった費用分をついつい生活費等に使ってしまいそうですが、将来大きく教育費がかかるタイミングがきます。今後のイベント費用を確認しながら浮いた分はしっかり必要なタイミングまで貯蓄をしておきましょう。
お子様の成長に合わせた教育費についてもご相談下さい。
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