欲しい住宅が見つかって住宅ローンをどうしようか迷われている方も多いと思います。
※住宅の購入を検討し始めた方はこちらもご確認ください。お家を買う手順は大丈夫?
今までにも何回か出ていますが住宅購入は人生の3大支出といわれている大きい出費の一つになります。
※残りの2つは教育資金と老後の資金になります。教育資金についての記事はこちら
住宅ローンを借りる場合は長期の返済になるので自分でしっかり選ぶことも大切です。
今後のライフイベントにかかる費用も確認しながらどのようにローンを組むかをしっかり検討してローンの内容を決めましょう。
住宅ローンの負担に影響する3つの要素
〇借入額
〇金利
〇返済期間
同じ物件を購入してもローンの組み方によってかかるお金は変わります。
〇借入額が少ない・金利が低い・返済期間が短い→総返済額が少ない(ローンの負担が少ない)
〇返済額が多い・金利が高い・返済期間が長い→総返済額が多い(ローンの負担が大きい)
【金利3%で3,000万円借りた場合】
借入期間 | 総返済額(万) | 利息総額(万) |
20年ローン | 3,994 | 994 |
25年ローン | 4,268 | 1,268 |
35年ローン | 4,850 | 1,850 |
※3%から金利が変更にならなかった場合同じ金利で借りたとしても返済期間が15年延びると利息の額が2倍近く多くなりますが3%よりも金利が低い場合はそこまで利息の金額が上がりません。
【35年ローンで3,000万円借りた場合】
金利 | 総返済額(万) | 利息総額(万) |
1% | 3,557 | 557 |
2% | 4,174 | 1,174 |
3% | 4,850 | 1,850 |
※同じ返済期間で借りたとしてもそれぞれ金利が変更にならなかった場合では1%と3%を比べると1%よりも3%の金利の方が利息が約3倍多くなります。
ローンを組むときは金利についつい目が行きがちですが総額でいくら払うことになるのかもしっかり確認しましょう。
ただし、利息がもったいないからといって貯蓄の殆どを頭金にしてローンの借入金額を少なくしたり、ローンの返済期間を短くして毎月の返済金額を払えるギリギリの金額にしてしまうと他のライフイベントにかかる費用が足りなくなったり、生活費が足りなくなったりして結局他のローンを借入れすることになってしまう可能性もあります。
住宅が変わった時は生活費も変動する可能性もありますので、他のライフイベントのタイミングとかかる金額もしっかり確認した上でしっかり最後まで払える金額を借入しましょう。
金利の種類
金融機関によって住宅ローンの内容に多少の違いがありますが大きく分けると金利が3つの種類にわかれています。
【住宅ローンの金利の違い】
変動金利 | 固定金利選択型 | 固定金利 |
・市場金利に合わせて半年ごと、 年2回金利の見直しがある ・適応される金利が変わっても返済額は5年間変わらずに元金の返済部分で調整される ※最初の金利が低いため当面の返済額は少なくなるが将来金利が上がると、返済額が急激に増えることもある ※金利が大きく上がると未払い利息が発生する場合もある |
・最初に固定金利の期間を選択する。 ・金利見直し時期に借入金利の 見直しが行なわれる (金利タイプを選べるものと選べないものがある) ※最初の金利が低いため当面の返済額は少なくなるが将来金利が上がると、返済額が急激に増えることもある ※固定金利利用中は変動金利に変更不可(変動金利期間中に固定金利に変更出来る場合もある) |
・借りたときの金利が返済終了まで変わらない
11年目以降に金利が変わる2段階の固定金利もある) ※返済額が変わらない為計画が立てやすい。 |
※ボーナス払い併用にすると月々の返済額は少なくなりますが、毎月分の支払う一部をボーナス時に返済する形になる為、利息が増え総返済額が増えることになります。また、ボーナスが減った時でもローンの支払いはありますのでボーナス払いを併用する際は注意が必要です。
変動金利と固定金利の選び方
<変動金利に向いている人>
・借入金額が収入に比べて少ない
・返済期間が短い
・貯蓄もあり生活に余裕もある
<固定金利に向いている人>
・借入金額が収入に比べて多い
・返済期間が長い
・教育費や老後資金など今後の出費が多い
借り入れをした最初の金利は
変動金利<固定期間選択型<固定金利
の順で高くなります。変動金利と固定期間選択型の変動金利期間は将来金利が上がる可能性もある為、返済が終了してみないと一番返済額が少ないのがどの金利の種類なのかは分かりません。
一般的には金利が低い時は今後金利が上がる可能性がある為固定金利で借入し、金利が高い時は金利が下がる可能性があるので変動金利で借入する方が良いといわれていますが、金利が現在と変わらなかった時は変動金利の方が支払総額は少なくなり他のイベントに使える費用が多くなります。
住宅ローンのご相談はお気軽にお問合せください。
実際にどの金利が合っているのかは将来のライフイベントや年齢・職業・貯蓄の額等その人それぞれの状況によって違いますので住宅ローンで迷っている方はお気軽にご相談ください。
※現在既に住宅ローンを返済していて繰上げ返済・借換え等を検討されている方もお待ちしております。
リガーレではお客様が安心して相談していただける様、初回は無料にてご相談を承っております。もちろん無料相談の60分で解決する場合もありますが、引き続き相談したいといった方へは有料のサービスもご案内させていただきます。
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