利用できる範囲が広がって1年が経過した「個人型確定拠出年金制度(iDeco)」ですが今年の1月からのさらに内容の一部が変更になりました。

「個人型確定拠出年金制度(iDeco)」は老後の年金である公的年金(厚生年金・国民年金)の他に自分で年金を用意して豊かな老後を過ごすための制度です。
★iDecoについて関連記事「個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」ははじめたほうがいい? 」はこちら

昨年中までは毎月決まったお金を出して積立・運用をしていましたが今年の1月からは掛金の拠出を1年単位で考え、年1回以上、任意に決めた月にまとめて拠出(年単位拠出)することも可能になりました。
興味はあったけど毎月拠出するには余裕がなかった方の場合でボーナスがある方は年1回や年2回の拠出をしてみてはいかがでしょうか?

<注意点>
・年単位での拠出を利用する場合は、あらかじめ加入する(している)運営管理機関(金融機関)に拠出の年間計画をたて“加入者月別掛金額登録・変更届(K-030)”を提出して利用することになります。
・年間の拠出が可能となっても拠出上限額の変更はありません。(限度額は下記参照ください)
・年間の拠出期間は12月分の掛金から翌年11月分までが1年になる。
(実際の納付月は1月~12月の拠出期間が1年とされ1か月ずれている)
・掛金は、経過した月の分のみ納付でき、前納や追納の制度はありませんので、引き落としされる拠出額をしっかり確認して金融機関への入金しておきましょう。

毎月拠出と年間拠出のメリットデメリット

毎月拠出 年間で拠出
メリット 毎月一定額ずつ商品を買付する為投資信託の平均購入単価を安定することが出来る
・少額ずつコツコツ貯める事ができる。
・毎月が無理でもボーナス月など余裕のある月に購入できる 
・掛け金納付手数料を削減できる。
・1号の方の場合は付加保険料、国民年金基金の支払額に1,000円未満の端数が生じている場合、1,000以上の切り上げで拠出可能額の差額が繰り上げされる場合がある。
デメリット ・掛け金納付手数料が103円かかる。 ・投資信託の平均購入単価を安定することができない
・予定通り納付が行われなかった場合は計算上(通産拠出期間、老齢一時金裁定時の勤続期間など)の対象外になる。
・会社員などの2号加入者の場合、給与天引きが出来ない場合がある(個人払いに変更が必要)。
・拠出する月に大きい金額が必要になる。

積立(拠出)できる金額の限度額

対象 自営業※国民年金基金と併用可能(拠出金額の上限は合計金額) 専業主婦 会社員 公務員・私学共済加入の方
会社の企業年金に加入していない方 企業型の確定拠出年金のみに加入している方 企業型の確定拠出年金以外にも加入している方
月額限度額(万) 6.8 2.3 2 1.2
年間限度額(万) 81.6 27.6 24 14.4

iDeCoを始める前に

年払いや半年払いができるようになり利用しやすくなったとは思いますが、原則歳60歳まで引き出しができない事(運用期間が10年に満たない場合は60歳以降に引出しになる)、受け取る年金の額は運用の成果によって変わること、加入時の手数料と口座管理料(毎月)がかかる事、運用を始める場合は取扱商品や手数料は金融機関等によって違う事などは今までと同じになります。

今後のライフプランもしっかり確認して無理なく続けられる範囲を把握してから自分に合った利用方法を選びましょう。
年払い・半年払いだとスタート出来そうな場合でも余裕があまりない場合は家計の見直しポイントがないかどうかの確認をしてみることもおすすめします。

iDecoについてもっと詳しく知りたい方はこちら→http://www.ideco-guide.jp/(iDeCoガイド:国民年金基金連合会の特設サイト)
※制度のしくみ・利用の仕方・よくある質問・節税の金額のシミュレーションなどがあります。

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