春から社会人デビューで新しく自動車を購入予定の方、または買い替えを予定の方などもいらっしゃるかと思います。車を所有していると車両本体の価格の他にも色々な費用が掛かりますよね。今回はその費用の一つである自動車保険について補償の内容と加入や見直しの際のポイントをご紹介します。

自賠責・任意保険の保険料引き下げについて

自動車やバイクの保有者に加入が義務づけられている自賠責の保険料が昨年から引き下げられています。そして、自動車の任意保険の保険料も今年の1月から最大で9%弱引き下げられています。
※自家用車のモデルチェンジ後過去3年以内の場合で衝突被害軽減ブレーキが付いている際は対象になる可能性があります。

※任意保険の保険料は損害保険各社によって運営する損害保険料率算出機構(以下、損保料率機構)の“参考純率”という数字を基に決められています。自家用普通・小型乗用車は
車検証に記載されている「型式」ごとの事故実績によって保険料を区分する「型式別料率クラス」が適用されていましたが“緊急時に自動で車を減速させる衝突被害軽減ブレーキ(AEB)”が搭載されている自動車が増えて事故が起こるリスクが低くなった為この数値が引き下げられました。

自動車の保険の補償内容について

自動車の保険は「対人賠償保険」「対物賠償保険」「車両保険」などの複数の保険がセットになった基本の補償と、それに追加する特約の保障で構成されています。
〇対人賠償保険:交通事故で相手にケガをさせてしまったり、死亡させてしまった場合等に自賠責保険の補償額を超えてしまう分が支払われる保険。
※支払われる保険金は交通事故を起こした双方の過失の度合いによって変わります。どっちがどれぐらい悪いのか?という過失割合は、過去の事故例などから大まかな基本割合が決められていて各事故に当てはめ、それぞれの過失割合を決めていきます。
※下記の人はケガをさせてしまったり、死亡させてしまったりした場合でも対人賠償保険の支払い対象にならないので注意が必要です。
・保険を申し込んだ契約者(記名被保険者)本人・配偶者・配偶者の同居の親族・別居の未婚の子・保険を申し込んだ人の承諾を得て車を使用または管理中の人・保険を契約した人の使用者(雇い主)

※相手の過失の分は相手の自己負担によります(その自己負担を補う場合は搭乗者障害保険・人身傷害保険などが必要)

〇対物賠償保険:交通事故で「他人の財物」に損害を与えてしまった場合に補償される保険。
※自分の過失の分だけ支払われるのは対人賠償保険と同じ。
※下記の人が使用・所有・管理している財物は補償の対象外なので注意が必要です。
・保険を申し込んだ契約者(記名被保険者)本人・配偶者・父母・子供・保険のかかっている車を運転していた人とその配偶者・父母・子供・保険を契約した人の使用者(雇い主)

〇車両保険:契約車両が車や物との衝突・接触、物の落下・飛来、盗難、いたずら、浸水、火災などによる損害など、車と関係する大部分の損害状況を補償してくれる自分の車の為の保険。
※事故によって契約している車が損害を受けた場合に、修理代などが支払われる
※車両保険を使って車の修理をすると金額に関わらず等級が3等級ダウンするため、一般的に翌年から保険料金が上がってしまうことが多く元の等級に戻るのにも3年かかってしまうことが注意。
※免責金額が付いていて車の修理が必要になった場合は免責金額分の自己負担が発生する(免責金額が付いている契約の方が保険料が安い)

自動車保険につく特約について

上記の他にも自動車保険には色々な特約があります(保険会社によりますのでご確認ください)
対物超過修理費特約・弁護士費用の補償・レンタカー費用の補償・ファミリーバイク特約
等級プロテクト・形成手術費用の補償・ペットの治療費の補償・個人賠償責任特約など

特に個人賠償責任特約は私たちが日常生活で起こしたほとんどの賠償事故を補償してくれる特約になります。
ひとりが加入すればその家族全員が補償の対象になるので、よく自転車に乗る・小さい子供がいる場合にはあった方が安心です。

(補償例)
・自転車事故で相手にケガをさせてしまった
・子どもが遊んでいたら近所の家の窓ガラスを割ってしまった
・買い物をしている際に誤って商品を壊してしまった
・お風呂場で水を出しっぱなしにしていたら下の階に水漏れしてしまった
・飼い犬を散歩させていたら他人に噛み付いてケガをさせてしまった 

最近では自動車保険の他に火災保険、家財保険の特約のひとつとして組み込まれるようになっていますので損害保険の証券をひと通り確認をするのがおすすめです。

※重複して保険に加入をしていても損害保険は“実際の損失を補償する保険”の為、余分な保険料を払うのはお金の無駄になってしまいます。

ライフスタイルの変化があったら自動車保険も見直し

住宅購入を検討する際や家族の人数の変化があった際は生活スタイルも変化しますので自動車の保有台数も変化する可能性があります。台数が増えると車関連費も増えますし継続的にかかりますので運転をしたい年齢まで車購入費も含めて合計でいくらかかるのか、購入するタイミングはいつがいいのか?を前もって確認しておきましょう。

損害保険も生命保険と一緒で自分に合っているのか分からない方も多いです。
家計の見直しができる場合もありますので気になった方はお気軽にお問い合わせください。

リガーレではお客様が安心して相談していただける様、初回は無料にてご相談を承っております。もちろん無料相談の60分で解決する場合もありますが、引き続き相談したいといった方へは有料のサービスもご案内させていただきます。
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