あっという間もう少しで今年もあと1ヶ月ちょっとになりました。
年末年始に向けて気持ちも行動もちょっと忙しくなりやすい時期かと思いますので体調に気を付けてお過ごしください。
年末年始は通常でも出費が多い時期ですが、年明けに受験を控えているお子様がいらっしゃる方の場合は塾代なども大きくかかっている時期だと思います。
希望の学校に入れるかどうかも大切ですが、受験する予定の学校に実際に進学した場合の入学時に支払う入学金・初年度前期の授業料(学費)・教育支援費授業料など必要な費用を早めに確認をしておきしょう。
国と民間の教育ローンについて違いは?
必要なお金が足りない場合はローンを組むことになりますが、奨学金を利用する場合でも奨学金を受け取るのは入学後になる為に入学時に払うお金は借りて支払う必要が出てきます。
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(奨学金の「給付型」と「貸与型」違いと種類について)
教育資金をローンで準備する場合は大きく分けると国の教育ローンと民間の金融機関の2種類になります。国の教育ローンと民間のローンの場合金利や条件も違う為に借りる予定がある場合は早めに確認をしておきましょう。
国の教育ローン(日本政策公庫) | 民間の教育ローン | |
申し込み者 | 学生の父もしくは母など保護者 | 学生の父もしくは母など保護者 |
借入限度額 | こども一人につき350万 ※一年間に必要になる学費程度 (2年目以降も必要な時は再度審査で限度額まで借りられる) |
10万~500万など ※金融機関による ※国の教育ローンより枠が大きい |
金利 | 1.78%(固定) ※ひとり親世帯・低所得世帯には優遇制度1.38% |
固定と変動の金融機関がある (平均) ・変動:1.9%~3.3% ・固定:2.4%~4.9% ※金利は金融機関による(H30.11.15日平均) |
利用条件 | 世帯年収の制限あり(上限はあるが下限の制限はなし) ※共働きの場合は父母の収入を合算 ※生計一の兄弟姉妹祖父母に収入がある場合も合算。 |
年収制限の下限あり ※金融機関による |
返済期間 | 15年 ※ひとり親世帯・低所得世帯には優遇制度の場合18年に延長 ※在学中は利息のみの返済でOK ・融資の翌月からスタート |
10年以内 ※在学中は利息のみ返済可能の金融機関もある ・融資の翌月からスタート |
借入までにかかる期間 | 最短で20日程度 | 最短数日~10日程度 |
連帯保証人 | 学生からみて、別居かつ別世帯の4親等以内の親族 ※見つからない場合は保証料が20万程度必要 | 保証料不要・連帯保証人不要 ※審査結果によって必要になる場合もある |
国の教育ローンの申込みできる年間収入(所得)
子供の人数 | 給与所得者 | 事業所得者 |
1人 | 790万円 | 590万円 |
2人 | 890万円 | 680万円 |
3人 | 990万円 | 770万円 |
※下記に一つ当てはまる場合は世帯年収990万円(所得770万円)まで上限額が緩和されます。
・勤続(営業)年数が3年未満
・居住年数が1年未満
・世帯のいずれかの方が自宅外通学(予定)者
・借入申込者またはその配偶者が単身赴任
・借入の目的が海外留学資金
・返済負担率が30%超 ※1年間の借入金返済額÷年収(所得)
世帯年収に占める在学費用の負担率が30%超 ※世帯全員の年間在学費用÷年収(所得)
※「世帯全員の在学費用+住宅ローン返済額」÷年収(所得)
世帯年収に占める「在学費用+住宅ローン」の負担率が40%超
・親族などに要介護(要支援)認定を受けている方がおり、その介護費用を負担
・親族などに「高額療養費制度」「特定疾患治療研究事業」または「小児慢性特定疾患治療研究事業」による医療費の公的助成制度を利用している方がおり、 その療養費用を負担している
教育ローン申込のタイミングと注意点について
合格が分かってから審査を申し込むと時期的にも混んでいる為、通常よりも審査日数が長くなってしまう事もありますし、クレジットカードやスマホ、家賃の滞納がある場合等はスムーズに審査に通らないこともあります。
入学金支払い期限までに急いで借りようとすると借りられる金融機関等で借りることになる為、金利等も高くなる可能性も出てきてしまいます。心配な方は信用情報の確認も含めて余裕をもって申し込みをしましょう。
※国の教育ローンの場合希望校が決まっていれば受験前・合格前でも申込み可能ですが実際に融資を受けられるのは合格後になります。
※国の教育ローンも民間の金融機関も奨学金と違って借入した翌月から返済がスタートします。在学中の利息も奨学金は発生しませんが教育ローンの場合は発生することになる為、借りた額(元本)の返済は据置される場合でも利息の支払いが必要になります。
お子様が複数いる場合は複数のローンを組む場合もあり、返済が終わるまで家計が厳しくなる可能性もあります。返済期間の収入や住宅ローン・車のローンなどの返済額も含めて確認をしながら借入の計画をしましょう。
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