今年初めに日銀政策決定会合で、日本初となる「マイナス金利」の導入が決定され大きくニュースになりました。でもそもそもマイナス金利っていったい何?という方も多いと思います。マイナス金利を導入すると私たちへの影響は?など気になる部分をご紹介していきます。
今回はマイナス金利の内容について
▼利息と利子について
私たちがお金を銀行などに預けると通常“利子(利息)”としてお金がもらえます。この利子(利息)のもらえる割合を表したのが“金利(利率)”です。
ちなみに利子・利息はどちらも同じ意味で利子は貸した側が使い、利息は借りた側が使います。銀行は私たちが預けたお金を他の会社や個人に貸したり、運用をしたりして利益を出しているので銀行にお金を預けるということは銀行にお金を貸しているようなものと考えられます。
今回始まったマイナス金利は金利がマイナスになる為、預けた場合に利子(利息)をもらえるのではなく逆に払わないといけない状態のことを言います。
▼マイナス金利の対象について
今回のマイナス金利が対象になっているのは私たち個人や会社ではなく銀行と日本銀行の間の話なので個人で預けているお金が減ることはありません。
※日本銀行にはお金を発行する役目の他に銀行からお金を預かったり、お金を貸したりする【銀行の銀行】の役目があります。
銀行が日本銀行に預けるお金にマイナスの金利※を付けると預けている方が銀行も損をしてしまうので会社や個人にお金を貸し、利息をもらう方が銀行にとっては得となります。
そのため、会社や個人の方にお金を借りてもらい、そのお金を使ってもらうことで世の中のお金を回りやすくするために今回の導入がされました。
(銀行が日本銀行に預けている当座預金の残高によりますがマイナス金利導入前の預金:0.1%・これから預ける分の一定額:0%・一定の額を過ぎた分:-0.1%の金利がつきます)
今回のマイナス金利は内容のご紹介でしたが個人である私たちにどんな影響があるのか?その影響に対してのポイントなどを次回ご紹介します。