気づけば今年もあと1ヶ月と2週間ですね。
10月には消費増税もあり一時的に出費が多かった方もいるかと思いますが、年末年始も出費が大きくなりやすい時期となりますし、受験生のお子様がいらっしゃるお家では塾代などますます負担が増える時期です。ボーナスをもらう前に費用を書き出して計画的に使いましょう!
今回は学費の出費が心配な方々のために、2020年4月から始まる大学無償化(高等教育無償化)について詳しく解説します。
大学の学費がタダになる!?大学無償化ってどんなもの?
大学無償化(高等教育無償化)とは、進学を希望する経済的に困難な学生に対し、政府が教育費を支援する政策です。
対象となる学校の種類は大学・短大・専門学校・高等専門学校で、“授業料の減免”や“返済不要の給付型奨学金を支給”する制度になります。
授業料の減免について
授業料の免除額は下表の通りです。 (単位:万円)
国公立 | 私立 | |||
---|---|---|---|---|
入学金 | 授業料 | 入学金 | 授業料 | |
大学 | 28 | 54 | 26 | 70 |
短期大学 | 17 | 39 | 25 | 62 |
高等専門学校 | 8 | 23 | 13 | 70 |
専門学校 | 7 | 17 | 16 | 59 |
給付型奨学金について
給付型奨学金の額は下表の通りです。 (単位:万円)
国公立 | 私立 | |
---|---|---|
自宅生 | 35 | 46 |
自宅外生 | 80 | 91 |
どんな家庭が大学無償化の対象になるの?
年収380万円未満の世帯に限られます。
また、資産についても基準が設けられており、生計維持者が1人の場合は1,250万円未満・2人の場合は2,000万円未満となっています。
年収による支援額の減額に注意!
年収380万円未満の世帯の中でも年収270万円以上の世帯では、授業料減免や給付奨学金の支援額が所得額に応じて減額されます。
※住民税非課税世帯の場合は、学生が負担する入学金や授業料が0になるよう授業料等が減額されます。
大学無償化の注意点!しっかり確認しましょう
支援条件に該当する家庭にとっては非常にありがたい政策ですが、支援を受けるためにはいくつか注意が必要です。
・授業料等の減免については進学後に進学先の学校で手続きが必要
・新入生の場合、給付型奨学金の申込みは高校在学中に高校から申し込みをする必要がある
・大学在学中に申し込む場合は、自分でJASSOのサイトへアクセスし、通学中の大学等について学習状況を申告する等、各種手続きをする必要がある
(分からないときは学生化へ連絡してみましょう)
進学後には厳しい要件も…支援を打ち切られないように注意!
進学前については、高校の成績が評定平均値に足りていない場合でも、レポートや面談などにより学習意欲が認められれば大学無償化政策の支援を受けることが可能です。
しかし、進学後の成績や出席状況については厳しい要件が定められており、下記のような「警告」を連続で受けた場合には支援を打ち切られてしまいますので注意が必要です。
・修得単位数が標準の6割以下の場合
・GPA(平均成績)等が下位4分の1の場合
・出席率が8割以下の場合など
教育費に備えたマネープランの作成をお考えの方はまずは無料相談へ!
お子様の高校・大学生活中は、教育費の大きな出費が続き、家計が赤字になりやすいタイミングです。2020年4月から大学無償化が始まっても、すべての世帯の方が対象となるわけではありません。早めに教育資金の準備方法を検討して計画的に貯蓄をするようにしましょう。
リガーレではお客様が安心して相談していただけるよう、初回は無料にてご相談を承っております。まずはお気軽にご相談ください。
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