コロナウイルスの影響が深刻になってきている中、お子様の受験が終わった方は本当にお疲れさまでした。
良い結果が出ますことを心よりお祈り申し上げます。

コロナウイルス感染拡大防止の一環で、お仕事の時間が変わったり、お子様がいらっしゃる方は急遽お仕事をお休みすることになったりと、家計にも変化が起きている方もいらっしゃると思います。
家にいる時間がたくさんある今のタイミングだからこそ、まずは落ち着いて今できることをしっかり確認して乗り切っていきましょう。

コロナウイルスへの感染などが原因で働けなくなったときは

傷病手当金の受給

傷病手当金とは、病気やケガなどで働けないとき、仕事を休んでいる間の生活を支える目的で、給与の一部にあたる金額が健康保険から支給される制度です。

会社が加入している健康保険の被保険者であれば、正社員のほか、アルバイトや派遣社員も支給対象となります。
一方、自営業者などが加入する国民健康保険には、原則として傷病手当金の制度はありません。

※傷病手当(雇用保険)は失業中に病気やけがで求職活動ができないときにもらえるお金となり、傷病手当金(健康保険)とは別のものとなります。

【給付条件】

業務外の病気やケガの療養のため、仕事に就くことができない
仕事を休んでいる期間中、給与(交通費含む)などをもらっていない
原則として、給与が支払われている期間は傷病手当金の対象外ですが、給与の額が傷病手当金の額よりも少ない場合は差額が支給されます。
連続する3日間を含み、4日以上仕事を休んでいる
※仕事を休んだ最初の3日間は待期期間として支給されませんが、この3日間を経過すれば4日目以降の分が支給対象となります。
※仕事を休んだ最初の3日間は土日や祝日などの公休日や有給休暇をあてることも可能です。

【給付額】

直近12か月の平均標準報酬日額の3分の2×日数

小学校等の休校に伴う助成金

「小学校等の休校に伴う助成金」は事業主に対する制度であり、休校によって保護者等に有給とは別の休暇を取得させた場合に利用できるものです。

【給付対象期間】

R02.02.27~R02.03.31までの期間
※もともと休みだった春休みや日曜日等は除く

【給付額】

実際に支払った給与額 (1日上限8,330円)
※手続きや申請期間等はまだ未定
※事業主が制度を利用するか判断して申請する必要あり

※フリーランスや自営業の方は、一定の条件に合致する場合、1日定額4,100円での給付が検討されています。

家計の支出についても今一度見直しを

4月から中小企業でも残業規制が開始されるため、もともと収入が減少する予定だった方もいらっしゃるかと思いますが、そこに加えて今回のコロナウイルスの影響がかぶってくることになります。
コロナウイルスなどの感染防止の影響で、残業が無くなったり、ボーナスや月々の収入が減ることが予想できたりする方は特に、早めに支出の確認をし、家計の見直しができないかどうかも検討しましょう。
また、お子様の休校や在宅勤務などで家にいる時間が多くなると、食費や水道光熱費・日用品等の基本生活費の負担も大きくなっていますので、どのくらい負担が増加しているか確認するといいでしょう。

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ローンや資産運用などの金融商品に対する対応策

コロナウイルスなどの影響で収入が減り、ローンが払えなくなったときは

収入(ボーナス含む)が減る可能性があり、住宅ローン等が払えなくなる可能性のある方は、滞納する前に早めに金融機関やローン会社へ相談の連絡を入れましょう。
※滞納してからだと個人信用情報機関のデータに記載されて今後ローンを組むのが難しくなるため、前もって連絡をすることが大切です。
※ボーナス払いがある方はボーナスも減る可能性もあるため、忘れずに早めに確認しましょう。

生活費やローンの返済に困った時にクレジットカードのキャッシングやリボ払いで対応しようと考えるもいらっしゃいますが、
キャッシングやリボ払いの金利は15%~18%と非常に高く、なかなか返済が終わらず負担が増加しますので、まずは金融機関やローン会社へ相談し、家計の見直し等をしましょう。

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社会人になったら知っておきたいクレジットカードの賢い使い方

運用している資産が心配なときは

積立NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)、企業型DC(確定拠出年金)などを通じて投資をしている方の中には、評価額が減ってしまい、心配でしょうがない方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、積立NISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)、企業型DC(確定拠出年金)は基本的に長期で時間と商品を分散するための商品なので、価格が下がった分いつもより購入できる口数が増えると考えて、価格が上がるまで待てれば問題ありません。

退職が近い方もあせらず対応を!iDeCo と企業型DC の税制改正詳細

iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型DC(確定拠出年金)制度の利用があり、退職が近い方は、2020年の税制改正で加入期間や受け取り期間年齢が延長されましたので、焦らず少し回復するまで待ちましょう。

【加入期間】

・企業型:70歳未満
・個人型(iDeCo):65歳未満

【受取期間】

受給開始年齢は現在60歳~70歳までの間で選べましたが、今回の改正で70歳以降にも受け取れるようになりました。

まずは落ち着いて現状把握を!不安な場合はリガーレの無料相談へ

このような万が一の時は色々な情報も入ってくると思いますが、まずは家族の現状と今後の予定の把握が大切です。書き出して目で確認すると少し気分も落ち着きますので書き出してみましょう。
それでも不安だという方はプロに相談してみれば少し落ち着くかもしれません。
リガーレではお客様が安心して相談していただけるよう、初回は無料にてご相談を承っております。まずはお気軽にご相談ください。

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春はもともと何かと出費が多い時期。季節の変わり目で疲れやすくもなっておりますので、あまり気に病むことなく体調一番で過ごしてくださいね。