住宅購入後の費用も購入前にしっかり確認しよう

昨年中までに住宅購入をした方は４月頃に固定資産税・都市計画税の割賦が送られてきたと思いますが、これから住宅を購入しようと検討している場合はついつい見落としがちな購入後の費用もしっかり確認しながら契約をしましょう。

購入後に係る費用／ローンの返済

購入後返済が終わるまでしっかり払うことが大切です。変動金利を選択している方は返済額は５年ごとに変更しますし、返済額が変更にならなくても半年に一度金利が変更になりますので小まめに確認をする癖を付けましょう。

毎月の返済額を減らすためにボーナス併用ありで返済している方はお子様の高校・大学の大きく教育費がかかる時期は特に半年に１度返済額が大きくなりますので返済が遅れないように気を付けましょう。

購入後に係る費用／固定資産税・都市計画税

住宅を購入すると税金がかかります。家賃と同額のローンで返済できるから…せっかくの大きな買い物だから…と無理した金額の住宅を購入してしまうと家計が苦しくなる事もあるのでしっかり税金の額まで払える金額にしましょう。

固定資産税・都市計画税は、家や土地など不動産の所有者にかけられる市町村税です。毎年1月1日時点の所有者に、4月ごろに納税通知書が送られ、そこに書かれた期日までに一括もしくは年4回の分納で納めます。

税額は、市町村が「土地」と「建物」の「固定資産税評価額」を決め、それに一定の税率をかけて計算されます。新築購入後当初３年・５年は減額されていますがその後通常の額に戻りますので３年・５年が経過する前に家計の確認をしっかりしましょう。

		固定資産税	都市計画税
税率		1.40%	0.30%
住宅 ※H32/3/31迄新築の場合	戸建て住宅	3年間固定資産税額の1/2を減額※1戸あたり120㎡相当分までを限度	減額なし
住宅 ※H32/3/31迄新築の場合	マンション等 ※3階建て以上の耐火・準耐火建築物	5年間固定資産税額の1/2を減額※1戸あたり120㎡相当分までを限度	減額なし
土地	小規模住宅用地※住宅用地で住宅1戸につき200㎡までの部分	評価額×1/6	評価額×1/3
土地	一般住宅用地（小規模住宅用地以外の住宅用地）	評価額×1/3	評価額×2/3

※固定資産税評価額は３年に一度見直しがあり、建物は築年数も配慮して評価額が算出されますので一般的には年を経るにつれ評価額は少しずつ安くなり税額も減っていきます。
※高さ60ｍを超えるタワーマンションの固定資産税は改正が行われたため、（H30年１月1日以降に新たに課税されることとなるタワーマンションの売買契約を締結した物件の場合）購入する階が上になるほど増え、下の階になるほど減ることになりました。タワーマンションを購入する場合には同じ物件でもどの階に住むかで固定資産税が最大10％程度変わることになります。

購入後に係る費用／管理費・修繕積立金（マンションの場合）

マンションを購入する場合は管理費と修繕積立金がかかります。
修繕積立金は築年数が増えれば負担も少しずつ増える場合もあります。物件ごとに「長期修繕計画」を定め、それに基づいて決められていますので購入を決める前にしっかり確認しましょう。

※一戸建てとマンションの住宅購入金額を比較した際に物件の金額が変わらない場合でも管理費、修繕積立金がかかる為、長い目で見るとマンションの住宅関連費用が高くなります。一戸建ての場合にもある程度修繕やリフォームが必要になることもありますので、前もって費用の確認とタイミングを検討しておきましょう。

住宅購入前には家族でしっかり話しあいましょう

住宅購入の費用は人生の３大支出といわれています。購入を決めてから実際に新しいお家に入居するまで決めることも多く時間も気持ちもバタバタしやすくなります。展示場やハウスメーカーさん等と話をする前に家族で希望のすり合わせをしておきましょう。

住宅購入の機会に一度ライフプランを作成しておくとご家族ですり合わせもしやすくなり、安心して住宅購入ができておすすめです。

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